勃起と挿入にこだわらない“セックス”を [夜の性生活]

勃起と挿入にこだわらない“セックス”を

――女性誌がセックスを取り上げるときは「愛を感じるセックス」というような特集が多いです。男性誌の性の扱い方とはだいぶ違います。

村瀬:男の方は「死ぬまでセックス」だからね。しかも勃起と挿入にこだわる考え方がとても強い。セックスレスについても挿入の有無や回数がいつも話題の中心なっていますが、本当はお互いが楽しければ、触れ合っているだけ、一緒に手をつないで寝るだけでも意味のあるセクシュアルコミュニケーションなんです。いろいろなバリエーションをパートナーで考えていけば、長い人生、絶対にプラスになると思いますよ。

――これまで性について勉強をせずに長年生きてしまった人を変えるのはなかなか難しそうです。

村瀬:難しいですね。ただ、自分の現状がこのままでいいのかと行き詰まることがあればそれはチャンスです。そして昨今、行き詰まっていると思う人が増えていますね。私も23歳で22歳の妻と何もわからないまま結婚して、いろいろ大変なことがありました。でも、楽しい関係でいたかったから勉強したんです。妻にも、「私も理解するから、あなたも男の性を理解してほしい」と言いました。何とかしたいと思うから人間は勉強したり、誰かに相談したりします。それができないとき、都合のよい他のひとを求めたり、関係を断ってしまったりする。

カップル間で性について悩んでいるのなら、自分で学んで考えてみて、真剣に話してみる。自分の言いたいことだけを一方的に言おうとすると相手を攻撃してしまうから、相手の言い分もよく聞く。でも、もしそうやって真剣に何度か話し合おうとしても相手にしようとしないような男性だったら、関係を解消した方がいいと思いますよ(笑)。

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